遺言書なんてまだ早いと思っていませんか?
確かに日本人の平均寿命は80歳を超え、「人生100年時代」などという言葉もできました。
しかし統計では65歳までに10人に1人、70歳を過ぎる頃には5人に1人、80歳になる頃には5人に2人とお亡くなりになっています。
さらに遺言書は意思能力がないものは書くことができません。したがって認知症になってしまってからでは遺言書は書くことができません。
70代で10人に1人、80代では4人に1人の割合で認知症になるといわれています。
また、遺言書を書くことは意外と大変な作業です。自分が死ぬことを想定して文章を書くということは、あまり気分の良い行為ではなく気力を消耗しますし、不動産の登記簿や出生からの戸籍を入手するために、いくつもの役所を回らなければならず体力も消耗します。
気力・体力ともに充実している60代のうちに書いておくべきでしょう。
遺言書を書きたいと思っていても書くことができなくなり、その結果として相続トラブルが発生してしまうことがあります。
1通の遺言書であなたの大切な人々をトラブルから守ることができます。
まだ早いなどと思わずに、遺言書を作成しましょう。